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トラウマティック銀幕 マーズアタック

ティム・バートンの映画は大好き。
ジョニー・デップはいないけどオールスター・キャスト映画。
それもロッド・スタイガージョー・ドン・ベイカーも!シブすぎる!

<マーズ・アタック>

突然、テレビ番組は宇宙人の存在を確認したという大統領演説に切り替わる。
火星人が円盤に乗って、地球を訪れたのだ。果たしてこの火星人の目的は?
テレビを観るのは、両親と一時帰休の兵隊の兄とドーナツ店員の弟リッチーと祖母。
ベガスではアル中のホテルオーナーのランドとピラミッドパワー信奉者の妻バーバラ。
そのホテルの出稼ぎ警備員にはワシントンで暮らす妻と息子二人がいる。
ホワイトハウスでは火星人の意図を測りかねていた。
送られて来た映像で見る限り、脳が異常に発達しているので、知能は優れていそうだ。
親善目的だと判断するケスラー教授と、好戦論者のデッカー将軍は対立する。
結局ケスラーの意見が採用され、ネバダに到着する火星人を友好的に迎える事に。
メディアやヒッピーも集い、歓迎式に降り立った火星人。「我々は友好のために来た」
でも、ヒッピーの放った白い鳩を武器だと勘違いし、光線銃で総攻撃。
TVレポーターのナタリーは火星人によって円盤に拉致される。
大統領は白い鳩は友好の意味だと伝え、火星人は誤解を詫びにワシントンを訪れる。
議会で火星人の演説を聞こうと政治家が集まる中、いきなり火星人は光線銃を放つ。
同席したケスラー教授は円盤に連れ去られ、気がつけば頭部だけに。
チワワの胴体をつけられたナタリーと再会するも、なすすべがない。
夜、謎の美女が広報官を誘惑し、ホワイトハウスに侵入し大統領暗殺を企て失敗。
怒った火星人は総攻撃に出る。大統領はデッカー将軍の意見を採用するも無効。
ベガスではランドが殺され、バーバラと警備員と公演中のトム・ジョーンズは脱出。
老人ホームの祖母を救おうと、リッチーは火星人に追われながらトラックを走らせる。
ヘッドフォンをして大好きな音楽を夢中で聴くおばあちゃんの背後に、火星人が迫る!

宇宙大戦争’や‘博士の異常な欲望’や‘ダイ・ハード’などのパロディだらけ。
ジャック・ニコルソンの大統領とランドの二役、グレン・クローズの大統領夫人、
アネット・ベニングのバーバラ、三角関係のピアース・ブロスナンのケスラー教授と
TV司会者のサラ・ジェシカ・パーカーとレポーターのマイケル・J・フォックス。
子役出身ではリッチーのルーカス・ハースナタリー・ポートマン
ベガスのギャンブル客がダニー・デビートで、それに本人役でトム・ジョーンズ
今回観て初めて気がついた兵隊兄役のジャック・ブラック
みんなナスティーなディム・バートン映画に嬉々として集合したって感じだ。
今回のトラウマは、懐かしのウェスタン音楽に夢中なおばあちゃん。
ボケているのかいないのか、狭間の演技が巧みなシルヴィア・シドニーがキュート!