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トラウマティック銀幕 ストレンジャー・ザン・パラダイス

粒子の粗い白黒画面に、素人くさい演技、低予算。
まさに映画におけるパンク・ムーブメント。
テーマ曲のジェイホーキンスの“I Put A Spell On You”がカッコイイ!

ストレンジャー・ザン・パラダイス

ウィルを頼ってハンガリーからいとこのエヴァがNYにやってくる。
典型的東欧娘の愛想なしで、自分でなんでも出来るわよって感じ。
部屋を貸すのに不満タラタラだったウィルなのに、自覚ないまま惚れちゃうんだなあ。
一年後、クリーブランドのおばに身を寄せているエヴァを、
ウィルは友人エディと共に車で訪ね、そのままマイアミ行きに誘っちゃう。
でも、エヴァそっちのけでギャンブルにはまってしまう。
愛想を尽かしてモーテルを出たエヴァは偶然大金を得て空港へ。
空港まで追ったウィルはエヴァハンガリーに帰国すると思って飛行機に乗り込む。
実はエヴァはマイアミのモーテルに舞い戻っていたのに。
空港の駐車場で待ちぼうけのエディは飛んで行く飛行機に向けて一言。
「悪い予感がしたんだよなあ」。

初めて観たときは、ウィルにプレゼントされたワンピースを捨てたり、
世話になっといて自分の意見をズケズケ言ったりで、エヴァって「やな女」だった。
今回はけっこういい娘やん。タナボタ式に得た大金を二人にも分けてあげるし。
おマヌケなのはウィル。勝手にハンガリーなり、どこなり行ってしまえ!!
今回のトラウマはヤクの売上げ金をもらいそこねたエヴァと同じ帽子をかぶった女性。
あれからどうしたんだろ?どうなったんだろ?