トラウマティック銀幕 モンティ・パイソン 人生狂想曲

guracoloはめったな事では途中退席しない。
でも、この映画のあまりのエグさに、途中で気持ち悪くなってしまった。
さあて、今回は最後まで観られるかな？

＜モンティパイソン　人生狂想曲＞

まずは短編映画の‘クリムゾン終身保険会社’。
老社員達が会社で酷使されている。まるでガレー船を漕ぐ奴隷のように。
とうとう反乱が勃発し、若造たちを全員会社から追い出すのに成功。
武器を手に国際金融の荒海へと、会社ごと新たな船出。
目指すは大金融街のニューヨーク。海賊となって大暴れする老人達。街は廃墟となる。
　本編━人生の意味
‘出産の奇跡’は分娩ショー。
‘第三世界編’はヨークシャーの子沢山家族。
父親が失業して、子供は医学実験用に売られるのを明るいミュージカル仕立てで。
‘成長と学習’は授業でセックスを学ぶ。
‘お互い闘う事’は民主主義を世界に広める大英帝国。
映画の中間点は‘魚をさがせ’
‘中年’のレストランのメニューは話のネタ。哲学を選ぶと話が続かない。
‘生体臓器移植’はドナーに登録すると、生きてるうちに臓器を取られる。
‘晩年’ではレストランでグルメ巨漢がゲロを吐きまくり、自爆。
‘死’は友人を招いた夕食会に死神が訪れ、全員食中毒で天国に。

前に観た時は‘晩年’でギブアップした。
子供に「精子は神聖、精子は偉大」と歌わせたり、生徒の前でセックスを実演したり、
人妻への口説き文句が「肝臓くれない？」で、フレンチレストランはゲロだらけ。
これぞエロ・グロ・ナンセンス、キング・オブ・ナスティー映画だ。
でも、パイソンズはケンブリッジ大学やオックスフォード大学出身者が中心。
クイズ番組で知力を見せつけるか、究極のお下劣なコメディをやるか。
やっぱこっちでしょう。＜フライング〜＞も観たい。ＢＳでやらないかな？
今回、トラウマになったのは、死刑囚が自分の死に方を選ぶってところ。
トップレスＴバックのお姉さん軍団に追いかけられて、崖から転落死した死刑囚。
guracoloも美青年軍団に追いかけられて、死にたい…かな？かも？