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トラウマティック銀幕 キャンディ

すいません、ヒース・レジャーの方じゃありません。
1968年製作のエロチック・コメディです。
でもね、出演者はものすごいメンバーなのだ。参ったか!

<キャンディ>



高校生のキャンディはカリスマ詩人のマクフィスト教授の講演に夢中。
教授もキャンディのコケティッシュな魅力と悩殺ボディに参って、
家に送ろうとリムジンに誘い、思いを遂げようとするが、その前に酔っ払ってしまう。
キャンディは家で介抱しようと、庭師のメキシコ人エマニュエルの手を借りるが、
エマニュエルもキャンディの色香に迷い、二人がもつれ合っている所へ、父親が帰宅。
世間体を考えて父はキャンディをNYの学校へ転校させる事に決め、
おじ、おば、父、キャンディは飛行場へと向かうが、行く手を阻む謎のメキシコ姉妹。
童貞を奪われたエマニュエルの復讐のため、逃げるキャンディ・パパの頭に鉄球攻撃。
瀕死の父とともにキャンディ一行が乗り込んだ飛行機はなぜか戦闘機で、
女日照りの准将がキャンディに迫るが、落下傘で飛び降りた部下達を追って降下。
NYに到着し、キャンディ・パパの手術にあたるのはカリスマ外科医クランカイト。
なぜかパパの頭にはコンセントがつけられ、疲れきったキャンディはパパのベッドに、
すると、キャンディおじも一緒にベッドに、そして、良からぬことになりそうに。
その現場を病院長のダンラップに見つかるが、彼女をかばうクランカイト。
でも、下心があって、キャンディの治療と称して二人っきりで病室に。
嫉妬した看護婦が乱入し、そのすきにキャンディはNYの街へと逃げ出す。
その後もギャング、写真家、盗賊団、ヒンズー導師、砂漠の謎の男が現れては…。

不思議の国のアリスのR15版ってところだけど、出演者がものすごい。
詩人はリチャード・バートン、庭師がリンゴ・スター、准将がウォルター・マッソー
外科医がジェームズ・コバーン、病院長がジョン・ヒューストン
盗賊団のせむし男がシャルル・アズナブール、ヒンズー導師がマーロン・ブランド
名優・怪優が弾けた演技。シェイクスピア役者だろうがアカデミー受賞者だろうが、
有名ミュージシャンだろうが、みんなピチピチギャルが好き。
セックスシーンもエヴァ・オーリンがキュートで、コメディとして笑い飛ばせる。
原作は「博士の異常な愛情」脚本家テリー・サザーン。クリスチャン・マルカン監督。
今回のトラウマは盗賊団ボスのせむし男。壁を這いまわり、最後は絵の中に消える。
追いかけた警官も「見なかった事にしよう」。あのせむし男はなんだったんだろう?