guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

トラウマティック銀幕 眠狂四郎・人肌蜘蛛

実は市川雷蔵の映画は観た事がないってのがトラウマでした。
初級者としてはやはりこのシリーズかな?
その中でもトラウマティック女優ならこの人!緑摩子が出ているこれ!

眠狂四郎 人肌蜘蛛>



黒ミサの咎めを受けてとりつぶされた実家の墓参りに立ち寄った狂四郎。
墓守の吉三は狂四郎と同じ黒ミサの子である薬師寺兵庫を息子のように育てている。
その兵庫を一目見て狂四郎は言い放つ。「おまえの命は長くないようだ」
実はその村里近くには鬼館があり、若い男女の村人はそこの牢に閉じ込められ、
生きて帰った者は一人もいない。そんな鬼館から兵庫を召し出せとのお達しが。
兵庫は迎えが来ても返り討ちにすると言うが、幸薄い運命はわかっている様子だ。
狂四郎が兵庫に替わって鬼館に行くと、そこでは土門家武と紫の双子の兄妹が、
捕えた村人を弓矢の的としたり、紫の夜伽の相手が済むと殺すという蛮行を繰り返す。
この傍若無人の兄妹は将軍家齊の妾腹の子で江戸住まいだったが、
家武が嫉妬のあまり紫の夫を次々に殺害、天領である甲府の地に追放されていた。
その腹いせでやりたい放題の兄妹。でも、裸身で誘惑する紫を無視する狂四郎は、
鬼館を混乱に陥れて脱出。そんな狂四郎に公儀目付けが接近する。
家武の悪行が江戸に伝えもれ、諌めても収まらなければ消せと命を受けていた。
目付けは殺しの依頼をするが、狂四郎は断る。世のためと言われても関係ないからだ。
そんなさなか復讐に燃える家武・紫の兄妹は吉三を殺害し、兵庫を捕える。
罠を巡らせて狂四郎をおびき寄せようとするが…。

う〜ん、この一本では、まだ市川雷蔵の魅力はわからない。
はっきり言って、緑摩子に食われちゃっている。
妖しい!なんという存在感。極悪だけど許す!どんどんやっちゃってほしい!
狂四郎はTVの片岡仁左衛門にノックアウトされて、イメージが出来上がっている。
でも、これからは雷蔵ものも観て、真の魅力というものを探ってみよう(かな?)。
今回のトラウマはこのタイトル。ひとの肌をした蜘蛛のヴィジュアルを想像すると…、
ゾワゾワゾワ〜。