guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

トラウマティック銀幕 サンダーバード 国際救助隊出動せよ!

いまだにトラウマを抱えているのは、guracoloの弟の方だろなあ。
買ってもらったばかりのサンダーバード2号のプラモを姉に取り上げられたばかりか、
やっと返してもらったら壊れていたんだもんなあ。それも二台目も。

サンダーバード 国際救助隊出動せよ!>

悪玉ザ・フッドは異母弟キラノを侍従としてトレーシー一家にもぐりこませたが、
キラノは主人のジェフの徳の高さに心を改め仕えていた。兄は呪文で秘密を聞き出す。
「国際救助隊はいつできるんだ?」「もうできている」
大学を首席で卒業したキラノの娘ミンミンがロンドンから父のもとに帰ってくる。
ロンドン空港から乗る飛行機は原子旅客機ファイアー・フラッシュ号。初飛行だ。
ザ・フッドは国際救助隊をおびき出そうと、FF号に爆弾を仕掛ける。
ロンドン空港へ電話。「着陸装置に爆弾を仕掛けた。車輪が地面についたら爆発する」
通報を受けて空軍が出動。並行飛行させた戦闘機からFF号に乗り込み、
爆弾除去を試みるが失敗。燃料の問題もあったが、もうひとつ難題があった。
原子反応の安全カバーを二時間置きに取り換えなければ、機内は放射能に侵される。
そして、飛行機が爆発すると、墜落付近一帯は放射能で汚染されてしまう。
FF号と空港の交信をサンダーバード宇宙ステーションがキャッチ。
ジェフ・トレーシーは息子たちに初仕事を命じる。「サンダーバード出動!」

guracoloは滑り台に乗って出動するバージルが好きでした。だから2号で遊ぶの。
子供番組なのに凝っている。1号は垂直から水平飛行になると操縦席の角度も変わる。
2号の滑走路はヤシの木が順次倒れ、噴射炎を防ぐためにブロック板が出る等々。
でも、やっぱり人形劇。歩き方は変、糸は見える、瞼はトカゲみたいに閉じる。
細部へこだわりつつ、どこかゆるいアナログ的なところのミスマッチがいい!
ザ・フッドのアジトであるアジアン寺院の豪華セット(?)は特に素晴らしい!
大人になって見ても、いまだにハラハラ・ドキドキしてしまう。
決して子供だましでない、しっかりと作り上げた脚本の巧さ。ユーモアも上品で素敵。
今回のトラウマは人形の手が、アップになると人間の手になるところ。
ペネロープは上流婦人らしくマニキュアをした手入れの行き届いた手。右手も見たい。