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トラウマティック銀幕 パルプ・フィクション

今日から師走かあ〜。気忙しくなるなあ〜。
やる事山積みだけど軽快なテンポで乗りきりたい。ということでこれを。

パルプ・フィクション

黒いスーツ姿の男がふたり、武器を携帯してある部屋に向かう。
オランダ帰りの白人のヴィンセント・ベガ。常にもめ事を生む。
黒人のジュールス・ウィンフィールドは思索的で、冷血なボスに批判的。
ヴィンセントはボスの新妻ミアをディナーに連れ出すよう命じられいた。
ミアの足をマッサージしてボスに半殺しにされた者がいるとジュールスは忠告。
その部下に同情的なジュールス、ボスの仕打ちは当然だと言うヴィンセント。
ふたりの仕事はボスの大事なものが入ったアタッシェケースを奪い返すこと。
奪ったのは学生のような若造たち。のん気に部屋でハンバーガーを食べていた。
部屋に入ったジュールズはそのハンバーガーの味見をしたりと最初は友好的。
ケースをどんな男から奪った、‘黒人のハゲ’かと訊かれ、そうだと答えると、
ジュールスは唐突に聖書の一節を唱え、若造たちの命運は尽きる。
ヴィンセントはヤクの売人から上物のヘロインを仕入れ、ミアをディナーへ。
彼女の提案でスターのソックリさんの店員だらけのレストランで食事。
店の余興のツイスト大会で優勝し、トロフィーを手にしていいムードで帰還。
トイレを借りてヴィンセントは自問自答する。「忠誠心は守れるのか?」
ヴィンセントを待つ間、ミアはヘロインをコカインと間違って鼻から吸引。
トイレを出たヴィンセントは泡を吹く瀕死のミアを発見。どうするどうなる?
一方、ブッチはヴィンセントとジュールスのボスであるマーセルスから、
ボクシングの八百長試合を持ちかけられる。「おまえはもう峠を越えている」
試合当日、父の友人が形見の金時計を持ち帰った日を夢にみたブッチ。
祖父から父に遺され、父はベトナムで捕虜となり金時計を尻の穴に隠して赤痢で死ぬ。
捕虜仲間の友人も尻の穴に金時計を隠したまま解放されて、帰国してブッチに渡す。
そしてKO勝ち。相手はそのまま死亡。もともと負けるつもりはなかった。
その証拠に愛人にアパートから大事なものを一切、運び出させておいたから。
でも忘れ物。父の形見の金時計だ。ブッチはアパートへ引き返す。さてさて?

ヴィンセントとジュールスが途中でなぜかTシャツ短パン姿になったり、
冒頭のバカップルが行き当たりばったりでレストラン強盗したり、
あれ?って思ったことが、最後にはとてもうまい具合に繋がってしまう。見事。
guracoloお気に入りのハーヴェイ・カイテルが登場するのをワクワク待ち。
いつもの常連組にヴィンセントのジョン・トラボルタ、ブッチのブルース・ウィルス
それに意外なあのひとがこんな役でってのもあって、けっこう豪華キャスト。
みんなこのヴァイオレンス・コメディにめちゃくちゃ楽しそうに参加。ついでに本人も。
それにしてもタランティーノの音楽の使い方がいい!とても音楽コンシャス。
今回のトラウマはスターのそっくりさんだらけのレストランのメニュー。
ミルクシェイクのマーティン・ルイスは‘底抜け’に美味しそう!!!