トラウマティック銀幕 燃えよドラゴン
映画よりも音楽の方を先に知ってしまったのは、これと‘エクソシスト’かな?
最初に聴いたときの印象は、なんやこの猫のヨガリ声みたいなのは?
同じ驚きがアニメになった‘北斗の拳’。こんな高い声だったの〜?
<燃えよドラゴン>
少林寺で修業中のリーの元に来客がある。麻薬密輸捜査の責任者ブレスウェイト。
富豪のハンが所有する島で三年おきに行う武術試合にリーに出てほしいと言う。
ハンは島で運営する武術学校を隠れ蓑に、薬漬けにした女性を世界に売りさばく。
最近も薬の過剰摂取で死亡したと思われる女性の死体が対岸の浜で見つかっている。
厳重な警護のため武器を持つ者は島に乗り込めず、武術家のリーに白羽の矢。
先にメイ・リンという女性捜査官を潜り込ませたが、連絡がとれなくなっている。
ハンも元は少林寺で修行していたとリーは師匠から聞かされていた。
「力と知恵を己のために使うなという掟を破っている。我々の名誉を守れ」
島に向かうまえに故郷を訪れたリーは父親から三年前の出来事をきかされる。
武術大会に島を訪れていた父親とリーの妹は、ハンの用心棒のオハラ一味に絡まれ、
娘を逃がそうとした父親は殴り倒され、追い詰められた妹はガラス片で自殺した。
初めてその事実を知らされたリーが乗る船には、一攫千金狙いのローパーと、
軍隊時代の友人のウィリアムズがいる。ふたりともアメリカ本国で武術を学んでいた。
島に到着した武術家たちをハンは晩さん会を開いて歓迎し、夜は美女たちによる接待。
好みの女性を選ぶローパーとウィリアムズ、リーはメイ・リンを選んで情報を得る。
「ハンに呼ばれた娘は翌日にはいなくなる」メイに部屋を見張らせ島をさぐるリー。
島にスパイがいることを知ったハンは夜の外出禁止を破ったウィリアムズを疑う。
朝の練習後にウィリアムズと会う約束をしたローパーをハンが話に誘う。
麻薬密輸の仲間になれと言われて断るローパーに、ハンが見せたものは…。
最近ではこいつが悪者だったの?ってのが多いが、これはもう最初からわかっている。
徹頭徹尾の悪者。むしろ潔いぐらい。善でも悪でも強いやつの勝ち。わかりやすい。
つべこべ言うより、ブルース・リーの無駄を一切削ぎ落とした肉体から生み出される、
究極の技の数々を黙って見るべし。‘Don't Think,Feel.’ これでいいのだ。
ローパー役のジョン・サクソンとコンビでいい味だから、シリーズ化されていたかも。
もし、ブルース・リーが夭折していなかったら…、逆に伝説化されてないか…。
今回のトラウマはスーツケースだらけのローパー。10個以上持って島に乗り込む。
そんなに衣装変えしてないし、トレーニング器具でもなさそう。何が入っとんねん!