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トラウマティック銀幕 ニッポン無責任時代

最近のTVはジャニーズと吉本が幅をきかせているようだけど、
なんかつまらないなあ。guracoloの感覚が古いんだろなあ。
NHKBSでモンティパイソンの復活ライブは楽しみだし。

<ニッポン無責任時代

バーで客とホステス。「今のうちに株を買え」「黒田さんが買い占めているの?」
その会話を聞きつけたのは、ひとりで酒を飲んでいた平均(たいらひとし)。
店の奥には太平洋酒の総務部長谷田と部下もいた。ふたりの顔色は曇っている。
何者かに株を大量に買い占められていて、会社が乗っ取られるのではと不安なのだ。
その席に平は行き、不安は現実となると教え、飲み代をあずけて引きあげる。
その足で太平洋酒社長の氏家宅に行き、勝手に上がり込んでそこの息子と仲良くなる。
結局、社長には会えず、夫人から恩師の葬式に出るという翌日の予定を聞き出す。
平は競馬で大損して会社をクビになり、新たな就職口を探していたのだ。
葬祭場で平は氏家に恩師の遺言を託されたとウソをつき、会社で会う約束をとりつける。
そして、口八丁のとんとん拍子で社長の相談役として、総務部に採用される。
株の買い占めを阻止するために、大株主である富山商事の社長を平が接待する。
新橋芸者をあげて富山を接待するが中座されてしまう。実は黒田に懐柔されていた。
会社ではワンマン社長に対抗して、社員たちが組合を作ろうと決起していた。
係長に昇進していたのに、接待の失敗で会社をクビになった平は再びバーでやけ酒。
そこへ黒田があらわれる。太平洋酒には組合がないからやりやすいと思っていたのに、
目論見がはずれた。情報を得るために、黒田は平を渉外部の部長として採用する。
「平を利用して、難しい仕事で失敗させてクビにする。前社長の息がかりの社員もだ」
黒田の魂胆を前社長から仕える秘書は聞いていた。実は彼女、平に魅かれていた。

自称無責任男の平均(たいらひとし)の最も嫌なことは、ひと頼みとおせっかいな女。
はったりを言い、大ボラを吹き、お世辞もおべっかも使うけど、すべては自己責任。
失敗してクビになっても、一からやり直せばいいって、ちっとも無責任じゃないぞ。
胡散臭いのは確かだけど、ひとを裏切るとか貶めるとかしない。颯爽としている。
だから、友だちが寄ってくるし、女性にもモテる。こんなひとがもっといてほしい!
でも、植木等ハナ肇谷啓クレージーキャッツのほとんどが亡くなっている(涙)。
今は自分の度量と裁量で無責任をやれるひとは稀だ。責任を押しつけるのは多いけど。
今回のトラウマは意味を取りちがえていた歌詞。♪この世〜で大事なものは〜♪
♪タイミングとC調と無責任〜♪このC調をギターのコードだと無責任に解釈してたぞ。