本日のﾄﾗ映画 ホーリー・マウンテン
最近はまっているアレハンドロ・ホドロフスキーものを。
ざっくりまとめると錬金術師と弟子たちが厳しい修業を経て、
聖なる山にいる賢者から不老不死の秘法を奪うという話。
舞台の街では貧者に対して富者と権力者は常に残酷だし、
いかにも厳かな作法でう○こから金を作る錬金術も笑えるし、
宗教はまがいものだし、この物語も所詮つくりものの映画だしって、
最後にはカメラマンやスタッフを画面に映しこむという掟破りの破天荒。
黒いユーモアの下に社会への怒りや弱者への哀惜が見え隠れする。
ﾄﾗポイント：街の大道芸の大一番はインカ帝国の滅亡を動物劇で。
スペイン兵のカエルに駆逐されるトカゲのインカ原住民の衣装がカワユイ！
