guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

本日のトラ映画 さよなら、人類

たぶん現役でいちばん好きな監督はロイ・アンダーソン
今回はめずらしく主役がいる。ひとを笑顔にしたいと、
面白グッズを売る中年セールスマン・コンビのヨナタンとサム。
でも、ちっとも売れない。だって売りものは吸血鬼の牙と笑い袋と、
歯抜けおやじのゴムマスク。むなしい。客の反応は冷たい。
ふたりの行くところ不条理なことばかり。変な人物と変な死がいっぱい。
ワインの栓を抜いて心臓麻痺死とかバッグを手放さない瀕死の老女とか、
いつも待ち合わせ場所と時間を間違えたり遅れたりする大佐とか、
ロシア軍と戦う18世紀のスウェーデン王と家来と兵隊とか。
相変わらず不穏なムードも漂うが、みんなの合言葉は「元気そうで何より」
トラポイント:ぽっちゃりフラメンコ講師。イケメン生徒をレッスン中に触りまくる。
逃亡したイケメンにレストランで再度アタックしてふられて号泣。本気だったのね。