guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

本日のトラ映画 未来世紀ブラジル 

好きな現役の監督特集第四弾!テリー・ギリアム作品。
ちょっとまえに恵比寿ガーデンシネマで上映された〝ゼロの未来〟は
この映画のソフト版って感じで悲哀のラスト。こちらは悪夢のラスト。
役人のサムは最近同じ夢ばかり見る。騎士となって囚われの美女を救う夢。
現実ではひと違いで逮捕され拷問死したバトルの金を返しに行くはめに。
フラットを訪れると未亡人には責め立てられ、子供には公用車を焼かれる。
だが、バトルの部屋の上階で夢に現れる美女そっくりの女性を見つける。
彼女の素性は情報剥奪部が握っており、テロリストとの関係を疑われている。
サムはコネを使って剥奪部へと昇進し、逮捕される直前の彼女を逃がす。
サムに絡むのは不認可の配管修理工でバトルと間違われて命びろいしたラトル、
正規のダメ配管修理工の二人組、整形手術でどんどん若返るサムの富豪母、
整形手術失敗の母のセレブ友、整形手術で妻を改造するサムの友の拷問医。
国に管理・抑圧される1984的未来におけるカフカの審判的不条理世界で、
主役のジョナサン・プライスをいじるデニーロにイアン・ホルムボブ・ホスキンス
本日のトラポイント:爆弾テロのレストランの食事はまさにモンティ・パイソンのコント。