guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

大人の絵本 レオノーラ・キャリントン

今ちょっとメキシコがマイブーム。
面白そうなシュールリアリスムの女性画家たちがいろいろいる。その第一弾。
英国の上流階級出身で、大戦前夜にマックス・エルンストの恋人となり、
収容所に入れられたエルンストを心配し、発狂して精神病院に入院するも回復、
大使館職員と結婚してフランスからメキシコへと亡命し、
すぐに友好的に離婚してカメラマンと再婚って、いやはやすごい人生だな〜。
アイルランド人の乳母から夜ごと聞かされたケルト神話に始まり、
エジプトやメソポタミアマヤ文明、中世の錬金術や魔術に着想を得て、
動物や昆虫と人間のハイブリッドや摩訶不思議な世界を生み出している。
正気と狂気との紙一重というよりは、幻視者だったんだろなあ。
小説も書いていて‘耳らっぱ’を読んだけど、まさに彼女の絵そのもの。