guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

トラウマティック銀幕 制服の処女

guracoloは小学校一年生の一学期だけミッション系の学校に通った。
家の引越しもあったけど、親が娘のキャラには合わないと考えたからか、
二学期からは普通の公立小学校へ転校した。おかげで自然児になってしまったじゃないか。
乙女になっていたかもしれないのに!

制服の処女



14歳のマヌエラは叔母に連れられ、寄宿学校へ転入する。
母を幼い時に亡くし、軍人の父も最近亡くなり、悲しみがまだ癒えない。
学校は院長以下、規律と清貧を尊び、厳しく生徒をしつける。
その中にあって一人、生徒には愛情で接するよう説く教師はベルンブルグ。
生徒の崇拝の的で、すぐにマヌエラも慕うようになる。
ベルンブルグに夢中な余り、勉強がおろそかになる事も。
でも、年に一度の演劇の発表会でマヌエラは見事に主人公を演じる。
その後の祝いの席でパンチ酒に酔っ払い、院長の前でベルンブルグへの愛を宣言し、
酔いつぶれるという失態を演じる。一人部屋に閉じ込められ、院長から激しく叱責され、
ベルンブルグと会うことも禁じられ、退学処分となるかもしれない。
自暴自棄となったマヌエラは祈りを唱えながら、学校の最上階まで昇って行く。

規律を重んじる院長と、生徒に愛情を注ぐベルンブルグの対抗軸は永遠のテーマ。
ベルンブルグ役のドロテア・ウィークの美しさにはオーラがある。
そして、一途な恋慕を寄せるマヌエラ役のヘルタ・ティーネこそ、清き乙女そのもの。
この二人の愛情のやりとりはアブナイと思う方がイケナイのだ。汚れているのだ。
愛情の対象が男性に向かう前の思春期の、年上女性への憧れ。
なんかわかるなあ、でも、もはや遠くなってしまったなあ。
今回のトラウマは題名がポルノ映画っぽく感じてしまうところ。汚れちまってるなあ…。