guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

トラウマティック銀幕 勝手にしやがれ

♪壁際に寝返りうって〜背中で〜きいている〜、
やっぱり〜お前は〜出て行くんだな〜♪ジュリ〜!!!

勝手にしやがれ

マルセイユで車を盗んでパリへ向かう途中、白バイ警官を射殺したミシェル。
パリに着いて、車を密輸した金を求めて仲間のアントニオに連絡するがつかまらない。
窃盗や車泥棒を繰り返していると、ニースで会ったアメリカ女性パトリシアと再会。
パトリシアは小説家志望の留学生で、ヘラルド・トリビューンでアルバイトしている。
記事を書かせてもらう事になり、空港にいるパビュレスコ教授のインタビューに参加。
新聞には殺人犯ミシェルの写真が掲載され、目撃者の通報でパトリシアに捜査の手が。
滞在許可証を取りあげられたくないなら、ミシェルの居所を通報しなければならない。
ぴったり張り付く刑事を振り切り、ミシェルと逃亡するパトリシア。
ようやく密輸仲間のアントニオと会えて、隠れ家に潜伏して金を待つことに。
朝、ミシェルに新聞を買って来いと言われたパトリシアは、カフェで電話を借りる。

若かりし日に観た頃は、パトリシアが許せなかったんだけど、今ならよくわかるなあ。
だって、会うたびに違う車に乗り、やたら電話かけたり新聞読んだり、仲間も怪しげ。
そりゃカッコイイし、危険な香りに惹かれるけど、危ない、危ない。
パトリシアは密告してから、ちゃんと密告したって、逃げろって言ってるのに、
う〜ん、恋に身を滅ぼすカッコ悪いダメダメ・ミシェル。好きだなあ〜。
アドリブのようなカメラの長回し、手持ちの隠しカメラ撮影、しゃれたセリフ、
役者、ファッション、音楽、どこを取ってもお洒落でハイセンスでカッコイイ映画。
今回のトラウマは、パトリシアとトリビューン社の記者のレストランでの会話。
チンプンカンプンで意味不明。たぶん当時流行った実存主義ってやつかな?