2012-03-07 本喰い虫の腹ぐあい 本喰い虫の腹ぐあい スティーヴ・エリクソンの‘黒い時計の旅’読了。 白人とインディアンの混血児で巨漢のバニング・ジェーンライト。 父や兄を殺害し、ニューヨークへと逃亡、やがて作家となる。 ドイツにいる謎の依頼人のためにポルノ小説を書くが、実は依頼人はヒトラーだ。 小説の主人公はデーニア。バニングが逃亡先のウィーンでほんの一瞬見ただけで, 妄執をたぎらせる相手。 だが、男たちに死をもたらす舞踊家デーニアはバニングの事を全く知る由もない。 なぜなら、ふたりはそれぞれ別の20世紀にいるからだ。 腹八分!!!