guracolo docolo

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本喰い虫の腹ぐあい

秦早穂子の‘影の部分’を読了。買いつける側もまさにヌーベルバーグ。

世界で一番早くゴダールの‘勝手にしやがれ’を買いつけ、
それも、このめちゃインパクトのある邦題名をつけちゃった女性の半生。
戦中・戦後の日本とヌーベルバーグさなかのフランスを交互に描く。
しかも時代が前後したり、日本側はすべて偽名にしたりと変則的なのは、
ゴダール映画などで有名なカメラマンのラウール・クタールのタッチっぽい?
夢中で読み進めて、さて、これからどうなる?ってところでプツリと終了。
ああ、早く第二部が上梓されないかなあ。とっても待ち遠しい、腹八分。