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トラウマティック銀幕 素直な悪女

素直なんだけど悪女か、悪女なんだけど素直。どっちがいい?
なにがトラウマって、けっこう前に見た動物愛護運動でのBBの姿。無惨やな〜。
大勢の男性ファンは相当ガッカリしただろなあ。年月の経過は残酷。

<素直な悪女>

施設から出て、マダム・モランの元に身を寄せるジュリエットは奔放な娘。
今日も素っ裸で日光浴中。そこへ港湾開発会社の社長のキャラディンが立ち寄る。
車でデートしようと誘う社長に乗りそうになるところへ、マダム・モランの邪魔が。
「さっさと店に出なさいよ、このふしだら娘が!」雑貨屋の仕事は退屈なのだ。
ジュリエットにとって大事なのは、海・音楽・食事・そして恋愛。
気があるのはさびれたドックを営むタルデュー家の長男のアントワーヌ。
トゥーロンに就職して週末は実家に帰る。アントワーヌもジュリエットに興味がある。
「月曜にトゥーロンに一緒に行こう」「始発のバスよね」「その前に…」
でも、ジュリエットは男トイレのアントワーヌと友人の会話を聞いてしまう。
「あの手の女は一度抱けばいいのさ。結婚ってのは社長の娘とするものさ」
ジュリエットはアントワーヌにあてつけるよう、キャラディン社長のヨットに向かう。
月曜の朝、途中でジュリエットを拾うはずだったバスは止まらないままトゥーロンへ。
マダム・モランは不行跡にとうとうキレて、ジュリエットを施設に戻すことに決めた。
もともと彼女に気のあったアントワーヌの弟のミシェルは驚きの行動に出る。
「ボクと結婚すれば施設に戻らなくていい」「お母さんが泣くわよ」
周囲の反対もものともせずに二人は結婚し、それなりに幸せな新婚生活を送る。
だが、キャラディン社長がタルデュー家の土地を買収し、港湾ドックを一家に任す。
長兄のアントワーヌがドックの責任者となり、実家に戻ることになった。
ジュリエットはキャラディン社長に嘆願する。「彼に帰って来させないで」

ジュリエットは悪女だとは思えない。自分では抑えようもない何かを持て余す。
結婚前にミシェルにちゃんと忠告するし、事が起こってからも自責の念がいっぱい。
ホントの悪女なら亭主に隠れてうまいことやる。義兄も義弟も社長とも。
絶大なる存在感のBBに、クルト・ユルゲンスもJ・L・トラティニャンもかすむ。
このひとの場合は演技力とか関係ないね。ダンスは素晴らしい。歌もいける。
今回のトラウマは、ジュリエットが飼っているウサギの名前。ソクラテス
哲学者ウサギ。でも、呼ばれても逃げちゃうのは、きっと名前が気に入ってないな。