guracolo docolo

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トラウマティック銀幕 HOUSE

なつかしいものをケーブルで見つけた! 当時バリバリのアイドルだった
池上季実子大場久美子神保美喜などを大林宣彦監督がいたぶっている。
あんな格好もあんなことも。当時のアイドルはめちゃ度胸がすわっていたんだなあ。

<HOUSE>


もうすぐ高校は夏休み。親友同士のオシャレとファンタはしばしの別れを告げる。
オシャレはパパと軽井沢の別荘へ、ファンタは海辺のクラブの合宿へ。
だが、ふたりとも急な予定変更。オシャレはパパにひとり連れが増えたと告げられる。
楽家のパパがイタリアで知り合った宝石デザイナーの涼子。新しいママとなる予定。
ママが死んで八年、そろそろ幸せをとり戻そうと言うパパに「軽井沢には行かない!」
部屋に閉じこもってママの写真を眺めていると、懐かしいおばちゃまに会いたくなる。
ファンタの合宿も場所変更。顧問の先生の実家に泊まる予定が先生の妹がおめでた。
別の合宿場所を探しているとオシャレが来て「わたしのおばちゃまの家に行かない?」
手紙でおばちゃまに合宿をお願いすると返事はOK。偶然、白い猫も一緒にやって来る。
出発間近になってトラブル発生。顧問の東郷ケイスケ先生がけがで遅れて参加。
電車とバスを乗り継ぎ、オシャレとファンタとメロディ、ガリ、スウィート、マック、
クンフーの七人は田舎に到着。途中にあったスイカ売りのおじさんに道を訊くと、
丘の上にある大きくて古い屋敷を指さす。「あれがそのHOUSEだ」

イカ売りの裸の大将っぽい小林亜星、トラック野郎や寅さんのそっくりさん、
駅ではお見送りにゴダイゴ、オシャレのパパは木枯らし紋次郎作者の笹沢左保だし、
顧問の東郷先生はなごみキャラの尾崎紀世彦で、友情出演が壇ふみ三浦友和
七人のアイドルの脇にクセのあるひとがいろいろと出ているみたいで気が散るぞ。
ハチャメチャのやりたい放題、サイケな映像満載。メーカーや商品名出しまくり。
アイドルを脱がしたり、おばちゃま役の大御所女優南田洋子をいじりまくる。
新人監督にこれだけの自由を許すなんて、東宝もさすがの度量のでかさだなあ。
今回のトラウマはいつもそよ風がスローモーションで吹きつける涼子役の鰐淵晴子。
何度もしつこく繰りかえすから、美人ショットのお遊びパロディーなんだろうな?