guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

大人の絵本 アイナール・トゥルコウスキィ2

千葉市美術館のブラスティラヴァ世界絵本原画展で出会って、このひとの大ファンに。
こちらは第二作‘月の花’(鈴木仁子訳 河出書房新社)。邦訳がうれしい。
古びた屋敷で鬱蒼と草木が茂る庭をひとりぼっちで手入れするリップルストーン氏。
来客はほとんどなく、ユーモラスな形態の虫や鳥、魚のような形の雲が訪れるのみ。
ある日、見たこともない植物が芽を出しているのを発見。大事に育てた結果、
つぼみをつけるが、待てど暮らせど花が咲かない。そこでリップルストーン氏は…。
相変わらず超細密画。これがすべてHBのシャーペンだけで描かれているなんて驚異。
色の濃淡、質感の繊細な描き分け。仕上げるのにどれだけの時間がかかるんだろう?