guracolo docolo

摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

トラウマティック銀幕 黄金の七人

七人と言えば、侍である。ま、荒野もよしとするか。
で、こちらは…。三匹めのどじょうかな?Bの臭いがぷんぷんするぞ。
そういや‘三匹の侍’ってのもあったなあ。侍は強し。

黄金の七人

スイスのある都市。作業車が三台連なって走る。道路工事か?
その脇をベンツが通り過ぎる。紳士とファッショナブルな女性を乗せて。
カップルは豪華なホテルにチェックイン。男は教授と呼ばれるアルバート
無線の受信機の入ったケースを開くと、さっそく偽の工事作業員から受信。
「作戦は1時までに終了。座標軸は?」「あとで知らせる」
女は銀行に行く。ちょうど金庫の扉の作動確認中で行員は自慢する。「最新式ですよ」
女は貸金庫に座標を示す電波発信機を入れる。準備完了。偽作業員が動き出す。
まずは電波を追って、潜水具をつけて下水道を泳ぐ。銀行付近に達し、壁を爆破。
金庫の壁を破壊し、金塊をごっそりいただく手筈。教授は今度こそと意気込んでいた。
実はイギリスで手痛い失敗で大金が不意に。「わたしの指示に従わなかったからだ」
多少の邪魔は克服。金塊を真鍮として配送を手配すれば、ローマに向かうだけ。
偽作業員たち6人は車で、教授と愛人ジョルジャのカップルは列車で。
「7トンの金塊を8で割るのは難しいわね」「2で割るんだ」しかし…。

1度目のドンデン返しは驚いたけど、あとの返しは読めちゃったな。それにモタモタ。
金塊の扱いがイタリアン(?)な大ざっぱさ。絶対に途中でけっこう落としているぞ。
それなのに開けた穴は修復、道具は全て回収、車もちゃんと洗車して返却と几帳面。
綿密な計画にスマートな仕事ぶりなのに女のせいで失敗するのはやっぱりイタリアン?
いやいや教授の設定はイギリス人だけど演者はフランス人のフィリップ・ルロワ
騙し騙されるジョルジャはイタリアンなロッサナ・ポデスタ。中途半端に悪女。
映画以上に音楽が有名かも。‘秘密のケンミンSHOW’にも使われているし。
ジョルジャのファッションと、乗り物や道具のカラフルさにセンスの良さが見える。
今回のトラウマは悪党たちの無線を傍受したアマチュア無線家のオタク青年。
かなりイケてないのに、毛糸の帽子がカワユイのは美術さんのファッションセンスだな。