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トラウマティック銀幕 ピーウィーの大冒険

ポール・ルーベンスが生み出したこのキャラクターの心は子供のまま。
無邪気におもちゃが好き、ペットが好き、自転車が好き。
でも、当の本人は?実は性対象として子供が好きだった…。

ピーウィーの大冒険>

赤い自転車が自慢のピーウィー。今日も愛用の自転車でお買いもの。
途中で近所の金持ち息子のフランシスが立ちはだかる。
「今日はぼくの誕生日。好きなものがもらえるんだ。その自転車をくれよ」
もちろんピーウィーには売る気もあげる気もさらさらない。
相手にしないでまず手品用品店へ。自転車は厳重にピエロの像に鎖でグルグル巻き。
次に自転車屋さんに寄って、修理に出していたホーンを受け取る。
店員のドーティはピーウィーに気があって、週末にドライブイン・シアターに誘う。
「だめだね、きみはわかっちゃいない。ぼくは一匹狼なんだ」
ピエロの像のところに来ると自転車がない!失神するピーウィー
盗難届を出しても警察は当てになりそうにない。「誰か自転車を欲しがってなかった?」
そうだ!フランシスだ!屋敷に押しかけて締め上げても、盗んだという証拠がない。
懸賞金を出しても、ラジオ出演して訴えても、自転車の行方はわからない。
一匹狼だからとドーティの助けを断って、ひとりで場末の占い師の元へ。
「自転車のあるのは…アラモよ」と、苦しまぎれに言うインチキ占い師。
ピーウィーヒッチハイクでアラモへと向かう。脱獄犯や幽霊の運転する車に乗って。

ティム・バートンの監督第一作らしい。初心者だからつながり下手なのは大目に見よう。
冒頭のピーウィーの家のガジェット類、特に朝食を作る仕組みがとても楽しい。
‘シザー・ハンズ’の発明家の家はここからさらに進化したものなんだな。
ハイパー自己チュウのピーウィーは旅のおかげで一匹狼からしだいに仲間を増やす。
かなり遅ればせながらの成長の旅?ドーティともそれなりにうまくいきそうだし。
児童ポルノ所持で逮捕されて以降、子供に見せたくない映画となってしまった。
って、子供みたいな変な大人を子供は面白いと思うのかな?不気味じゃないかな?
子供の心を持った大人こそ観るべき。心の奥底の方でダークなものが共鳴するかも。
今回のトラウマは自転車を追ってピーウィーが迷い込むハリウッド・スタジオ。
なんでゴジラキングギドラを撮ってるねん?なんでゴジラの目が飛び出てるねん?