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本喰い虫の腹ぐあい

アンディ・ウィアーの‘火星の人’読了。火星の‘ゼロ・グラヴィティ’。

もしも、火星にたったひとりぼっちで取り残されたら?
空気や水や食料や交信不能などの難題をどうにか知恵で乗り越えても、
次から次へと危機的状況に見舞われる。でも、主人公はめげない。
この手の冒険譚にはつきもののマッチョさは皆無。妙に軽い。
ちっとも悲壮感がない。ひょうきんさこそ実は強さの証なのだ
彼の孤高をなぐさめてくれるのは、他の隊員が残していった娯楽品だ。
70年代TVドラマやクリスティー本はいいけど、ディスコ音楽だけって…。
カントリーじゃなかったのがせめてもの救いかも?で、大満足の腹八分。