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摩訶不思議な guracolo ワールドへようこそ!

2015-01-01から1年間の記事一覧

ジャケ喜利

題目:この写真にセリフをつけてみてください。「アンシンシテクダサイ、ハイテマスヨ!」〈Born Under Saturn/Django Django〉 エディンバラ出身のアート・ロックバンド。 全体にまったりした調子。音の繊細な色付けがとてもいい。 3曲目の‘Found You’が…

本日のトラ映画 キャット・ピープル

ナターシャ・キンスキーのほうじゃないよ!あっちもいいけど。 ‘蜘蛛女のキス’でモリーナが語ってきかせる42年版を見つけた! B級映画だって思ってたから、意外や意外。なかなか味わい深い。 男性を愛しても結ばれるどころか、キスだけで魔物にとりつかれ…

本日のトラ映画 アルファヴィル

千葉寺のTSUTAYAで、おっ!というものを見つけた。 意外や意外。ジャン・リュック・ゴダールのSFもの! アルファヴィルに男が到着。記者と名乗るが実はスパイだ。 彼の密命はこの都市の中枢である人工頭脳R60を作った ファン・ブラウン博士を捕えるか、…

ジャケ喜利

題目:この写真にセリフをつけてみてください。「え?どうしてボクがオバQだってわかったんです?」〈自由への叫び/Area〉 イタリアのプログレ/ジャズ・ロックバンド。 ジュリオ・カピオッツォのドラムが凄いっ!大好きっ! A面2曲目のタイトル曲のイン…

本日のトラ映画 審判

めずらしいものを千葉寺のTSUTAYAで見つけた。 YESのPV♪オ〜ナラ・ロンリ〜ハ〜♪はこれをパロっているね。 オーソン・ウェルズの監督作品はどれも実験・冒険がすごく面白い。 カフカ作品に巣くう得体のしれない不安感と見えない先への焦燥感を、 アンソニー…

大人の絵本 ジル&マーティン・レマン

ネコ派だ。我ながら全然らしくないのに買ってしまった。 Jill and Martin Leman‘Cat's Companion Anthology’。 まえにとりあげた落田洋子の‘夜猫ホテル’にちょっと似ている。 ナイーブ派のようなタッチのなんとなくシュールな空間。 ここで取りあげたのは実…

本日のトラ映画 第七の封印

海浜幕張の蔦屋書店のレンタルで見つけた。超久しぶり! 神の存在に疑問を持つ騎士と神は不在だとする従者。 十字軍に参加して十年後に祖国に戻るとペスト禍に見舞われていた。 つきまとう‘死’に騎士はチェスを挑む。勝負はなかなかつかない。 妻のいる館へ…

ジャケ喜利

題目:この写真にセリフをつけてみてください。「センターをどうぞって言うから喜んでいたら、これかあ…」<Hostess/F・F・S> フランツ・フェルディナンドとスパークスが合体。 FFのクレイジーさとSのマッドさで、もうとんでもないことになっている。 3曲…

本日のトラ映画 アンダーグラウンド

ずっと気になっていたエミール・クストリッツァ監督作品。 戦後・チトー死後のユーゴスラヴィアの歴史をダークな幻想風に描く。 全編ヤケクソ気味のマッドハッターのティーパーティーかと思いきや、 だんだんお笑い沙汰も茶番もほころび、急に恐ろしい現実が…

トラウマティック銀幕 ゴジラ

長らくおつきあいいただきありがとうございました。 次回からはもうちょっとコンパクトなものを展開します。 最終回はいまだに追いかけられる夢を見る我が人生最強トラウマ映画です。 <ゴジラ> 日本の南海で貨物船がSOSを発して行方不明になる。捜索に向か…

大人の絵本 フレデリック・クレマン

神田神保町のボヘミアンズ・ギルドで見つけた‘L'histoire de Lilas’ このひとのことはまったく知らず。でも、すぐに魅了された。 繊細な筆致、細密描写、陰影に富んだ色彩、憂いを感じさせる静けさ。 タイトルどおりの花々のみならず、一角獣や鳥たちも優雅…

トラウマティック銀幕 テオレマ

悪魔的魅力をたたえた若き日のテレンス・スタンプの主演映画。ようやく観るぞ。 パゾリーニものだから難解そうで二の足を踏んでいたんだけど。最後まで行けるか? <テオレマ>ブルジョアジーの一家に見知らぬ訪問者がやって来る。不思議な魅力の美貌の青年…

ジャケ喜利

題目:この写真にセリフをつけてみてください。「どいてや、どいてや〜。前が見えへんねんから〜」<Shadowmaker/Apocalyptica> フィンランド出身のチェロ三人とドラマー編成のメタルバンド。 チェロってつくづくロックな楽器なのがわかる。ドラムもいい!…

トラウマティック銀幕 バーバレラ

最近観た‘ゼロ・グラビティ’は思わず息を呑む超絶美映像だったけど、 酸素不足に陥った主人公につられて息をつめ、終わってみればどっと疲れた。 やっぱりこれぐらいゆる〜いアナログなもののほうが安心できるなあ。 <バーバレラ>船外活動を終えて無重力状…

大人の絵本 ウェイン・アンダーソン

神田神保町のかげろう文庫のウィンドウでこれを見てガッツポーズ。 店主の方によれば、20年前は日本の絵本人気はそこそこだったが、 いまはたまに外国人観光客がごっそり買っていくくらいだって。 ウェイン・アンダーソンといえば、三頭身にデフォルメされ…

ジャケ喜利

題目:この絵にセリフをつけてみてください。評論家「ぬぬっ、これは傑作だ!」画家「上下さかさまなんですけど…」<This Is All Yours/Alt-J> 英国のリーズ出身の三人組文系ロックバンド。 繊細な音の重ねぐあいとまったりとした空気感がいい! 4曲目の‘…

トラウマティック銀幕 袋小路

前回のポーランド映画にまだどっぷりトラウマっている。 この際だから、どっぷりついでに今回もポーランド人監督ものにしよう。 <袋小路> 海辺で故障した車を押す男。腕には包帯を巻いている。かなり重傷のようだ。 運転席の男も朦朧としている。車内には…

大人の絵本 アンディ・ライリー

千葉パルコの本屋さんで変なものを見つけた! アンディ・ライリーの‘うざい発明’(青山出版の本)。 自虐的ブラック発明アイディア集。殺生で畜生なアイディアが満載とある。 ひとりでできるもん散歩編とか、ひとりでできるもん抜歯編とか、 鼻汁ペンとか、…

トラウマティック銀幕 カティンの森

A・ワイダ監督はずいぶんご無沙汰。たぶん‘ダントン’以来? って、実はあと‘灰とダイアモンド’しか観ていない。もっと作品を観なくちゃ。 <カティンの森> 1939年、国境近くの橋にドイツ軍から逃げるポーランドの民。前方からひとが。 「ソ連が侵攻し…

ジャケ喜利

題目:この写真にセリフをつけてみてください。「うはは〜、オシメのまま泳ぐところだったよ〜」<How High Lily?/Wilhelm> スペイン出身のインディー・ポップ・バンド。 45回転のようなガチャガチャしたお祭りサウンド。 1曲目の‘Wings Of Hate’が好き…

大人の絵本 武藤政彦

神田神保町の三省堂で不思議なものを見つけた! 武藤政彦の‘ムットーニ・カフェ’(工作舎)。 このひとは‘自動からくりお話玉手箱’を作るひとらしい。 人形たちが小さなステージに立ち、恋人たちや宇宙飛行士、 楽士やキャバレーの踊り子や歌手、発明家や吸…

トラウマティック銀幕 アーティスト

映画の原点に戻ったような最近のサイレント映画。 情報過多の現代において、言葉に頼らない表現を模索するのが流行りなのか、 最近けっこうこの手の映画が増えてきているような気がするなあ。 <アーティスト>1927年、オーケストラの演奏とともに映画が…

ジャケ喜利

題目:この写真にセリフをつけてみてください。「おかしいなあ。なんでイカサマポーカーだってバレたんだろ?」<The Third/Kitty,Daisy And Lewis> ザ・レインコーツのメンバーの娘たちと息子。ああ、年を感じてしまう…。 下手さがアヴァンギャルドだった…

トラウマティック銀幕 ファンタジア

生まれて初めて観た映画はディズニーの‘ダンボ’と‘クマのプーさん’の二本立て。 初期作品はほぼ観てるけど、これは映画館へ親に連れていってもらえなかったなあ。 <ファンタジア> 第一部 バッハの‘トッカータとフーガ’シルエットのオーケストラが演奏。 チ…

大人の絵本 まりのるうにい

京都一乗寺の恵文社は良すぎて困る。つい荷物が増えてしまい腰痛が悪化。 だから、今回は心を鬼にして一冊だけ。それもごくごく小さいもの。 でも、すばらしく美しい本!まりのるうにいの‘MOON DANCE’。 このひとは稲垣足穂の‘一千一秒物語’の挿絵…

本喰い虫の腹ぐあい

ポール・コリンズの‘バンヴァードの阿房宮’を読了。13人のトンデモびと。このひとたちみんな一言でいえば、惜しいっ!のだ。 時代が時代なら、ひとの真空輸送を実現できたり、音楽で会話できたり、 SF小説家としてJ・ベルヌよりも成功できたり、動くパ…

トラウマティック銀幕 現金【げんなま】に体を張れ

もしかしたら、これがキューブリック作品で一番好きかもしれない。 特にセリフがカッコ良くて、クレジットを見ると、ジム・トンプソンとある。 あのノワールの名作‘Killer Inside Me’の原作者。超久々に読みなおそうかな? <現金【げんなま】に体を張れ>競…

ジャケ喜利

題目:この写真にセリフをつけてみてください。「うわっ、頭にクモの巣が引っかかった!取って!取って!取って〜!」<Vulnicura/Bjork> アイスランドの孤高の歌姫。長年連れ添ったパートナーと別れたらしい。 その影響がたっぷり盛り込まれていて心が痛…

トラウマティック銀幕 イレイザーヘッド

最近、デヴィッド・リンチは映画よりも音楽に夢中のようだ。 う〜ん、CD買おうかなあ?でも、やっぱり映画を撮ってほしいよなあ。 <イレイザーヘッド>ヘンリー・スペンサーが外出から戻ると、向かいの部屋の女から声をかけられる。 「メアリーってひとか…

大人の絵本 塔本シスコ

京都に里帰りするたびに寄るのが寺町二条の三月書房。大好きな書店。 店主のおじさんに近くのギャラリーでこのひとをやっているよと薦めてもらった。 で、面白そうだから行ってみると展示が終わっていた…。おじさ〜ん! このギャルリー宮脇ってシュールもの…